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三つ揃い
「三つ揃い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三つ揃いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「振動魔」より 著者:海野十三
んの口から、或る喜ばしい誓約をうけることになっているのを思い浮かべながら、新調の
三つ揃いの背広を縁側にもち出し、早くこれに手をとおして、午後といわず、直ちに唯今....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
黒塚氏に較べて体も小さく年も若く色の白い快活そうな青年だ。二人共同じような純白の
三つ揃いを着て、どことなく洒脱な風貌の持主だった。 形ばかりの簡単な挨拶を済ま....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
装 外套は焦茶色の本駱駝で、裏は鉄色の繻子。襟は上等の川獺。服は紺無地羅紗背広の
三つ揃いで、裏は外套同様。仕立屋の名前はサンフランシスコ・モーリー洋服店と入って....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
かっていたランプ、ニースのカーニバルで使うマスク類、レース、ガラス玉、煙草入れ、
三つ揃い八〇フランという仕入れ洋服、その他、シネマのプログラム、電車やメトロの切....
「光は影を」より 著者:岸田国士
頼む」 出された中古の二、三点のなかから、手あたり次第、身丈に合つた灰色無地の
三つ揃いと、すこし旧式すぎたが、暖たかそうなダブルの黒外套とを、これときめて値を....