三ヶ日[語句情報] » 三ヶ日

「三ヶ日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三ヶ日の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
目次 江戸ッ児の教育 顔役の裔三ヶ日と七草 揚り凧 藪入と閻魔 節分と鷽替 初卯と初午 梅と桜 弥助と甘い物 ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
るため、支那で七日とか十日とかの夜、鼠の名を呼ばず馳走し、日本でも貴族の奥向きで三ヶ日間ネズミと呼ばずヨメと替え名したのだ。明暦二年板|貞室《ていしつ》の『玉海....
紫大納言」より 著者:坂口安吾
は驚いて答えた。「私の祖父の家来であった年寄が、月の兎の餅を拾って食べたところ、三ヶ日は夜目が見えたという話ならば聞き及んでおりましたが、月の姫の寵愛の笛をこの....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
最後の日によびよせて、 「今日がお前の奉公じまいの日だな。奉公が終ってから、あと三ヶ日だけタダで泊めてやるから、三ヶ日のうちに荷物の整理をつけて立ち去るがよい。....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
指定し、それでなければ二十七日、二十九日の前後両日を指定する向きが甚だ多く、この三ヶ日は如何に徹夜仕事としても追っ着かぬほどの忙しさであって、余日はたいてい閑散....
明治時代の湯屋」より 著者:岡本綺堂
礼を云った。 菖蒲湯、ゆず湯、盆と正月の貰い湯、留桶新調、それらのほかに正月の三ヶ日間は番台に例の三宝を置いて、おひねりを受取る。これは湯屋の所得である。こう....
年賀郵便」より 著者:岡本綺堂
た明治の東京――その新年の賑いを今から振返ってみると、文字通りに隔世の感がある。三ヶ日は勿論であるが、七草を過ぎ、十日を過ぎる頃までの東京は、回礼者の往来で実に....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
国というのは故国の意味であります。 松の内をはや舟に在りて浮びけり 私は来年は三ヶ日をすませてからちょっと松山に帰国しようと思っています。松の内は瀬戸内海に浮....