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「三世十方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三世十方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
りました。 「目があるんだ、目がな。おいらの目も安物じゃねえが、み仏のおん目は、三世十方お見通しだぜ。手数をかけりゃ、啖呵にもきっすいの江戸油をかけなきゃならね....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
慢心和尚がああして幽霊のような手つきをして、自分の円い頭を辷らしているところに、三世十方《さんぜじっぽう》を坐断する活作略《かつさりゃく》があるのではなかろうか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
『菩提心義』『悉曇蔵』『大悉曇草』等なり、その『教時問答』は一仏一処一教を立て、三世十方一切仏教を判摂す、顕密を錯綜《さくそう》し、諸宗を泛淙《はんそう》す、台....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
う訳かというとこういって居るのです。 ああ、カン・リンボチェよ。釈迦牟尼仏よ、三世十方の諸仏菩薩よ。私がこれまで幾人かの人を殺し、あまたの物品を奪い、人の女房....