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三位
「三位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三位の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
、頼長の一党は勝鬨をあげて祝った。安倍泰親は妖魔を退散せしめた稀代の功によって従
三位《じゅさんみ》に叙せられた。 「泰親もこれで務めを果たしたわ」 彼は初めて....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
長さ三|尺ほどの蓮根をひたしてあるのが眼についた。湯は菖蒲の湯で、伝説にいう、源
三位頼政の室|菖蒲の前は豆州長岡に生まれたので、頼政滅亡の後、かれは故郷に帰って....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
その結果、次のことが分った。 ン(二十九個)が第一位だ。次はイ(十四個)だ。第
三位はカ(十一個)だ。 それからは、ノ(八個)、マ(九個)、ト(七個)あとはず....
「獏鸚」より 著者:海野十三
しまった。 「ねえ帆村君」と私は自信もないのに呼びかけた。「ほら昔のことだが、源
三位頼政が退治をした鵺という動物が居たね」 「ああ、君も今それを考えているのか」....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
しよう。 所謂キリスト教の正統派というのは、左の諸点を唱道する人達である。曰く
三位一体の一位が選ばれたる人々を通じて、真理を人間界に伝えるのであるから、その教....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
の間はトルストイの小説集を読んでいる。 * この頃はノミと蚊と南京虫とが
三位一体になって攻め寄せるので、大いに弱っている。僕昨日剃髪した。※これは旗など....
「眉の記」より 著者:上村松園
にそれぞれ奥ゆかしい眉を示していたものである。 上※女房――御匣殿・尚侍・二位
三位の典侍・禁色をゆるされた大臣の女・孫――の眉と、下位の何某の婦の眉と同じとい....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
のために後藤新平閣下の計画どおりに、実に立派な大東京になったから。いまでは世界第
三位の大都市さ。さすがに閣下は先見の明があったよ。実にえらかった。総理大臣にはな....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
る。この成績がよかったので、越えて三十四年の十月、明治座では再び松居君の史劇「源
三位」を上場した。今度は一番目に据えられた五幕つづきの大作で、左団次は源
三位頼政....
「秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
末に長さ一|間ほどの蓮根を浸してあるのが眼についた。湯は菖蒲の湯で、伝説にいう源
三位頼政の室菖蒲の前は豆州長岡に生れたので、頼政滅亡の後、かれは故郷に帰って河内....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
旭岳の方が十五丈も高き也。ついでに附近の諸岳の高さを記さむに、我立てる白雲岳が第
三位にて、七千三百五十七尺、戸村牛岳が七千六十五尺、凌雲岳が七千三十二尺、赤岳が....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
その国会議員となるの資格もまた、平民同様ならざるべからず。 英人某曰く、仏教に
三位一体説ありや。政教子曰く、
三位一体説はインドの説なり。仏教中、もとよりその説....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、わが内海の勝も三舎を避くるほどなり。港口に着するや、軽舟に移りて上陸す。当州第
三位におる都会なり。 第一は首府クリスチャニア市 人口二十二万六千五百人 第....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
』と答えているが、事実、三宅島の歴史をみると遠くは天武天皇三年(皇紀一三三六年)
三位麻積王の子を伊豆七島に流すと古書にある。島には有名流罪人の史跡が多い。三宅島....
「黒猫十三」より 著者:大倉燁子
の見度さに、もう一度マッチを擦って、蹲踞み込み、今度はようく見た。 やっと十二
三位だろうか、立派な服装をした少女だった。顔は伏せているのではっきり分らないが、....