三千[語句情報] » 三千

「三千〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三千の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
てはやされていた。 「何しろ先生、盗みにはいったお大名屋敷が七十六軒、盗んだ金が三千百八十三両二分だというのだから驚きます。盗人じゃございますが、なかなかただの....
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
、若殿様は、愈御酒《いよいよごしゅ》機嫌の御顔を御和《おやわら》げになって、 「三千世界は元より広大無辺じゃ。僅ばかりの人間の智慧《ちえ》で、ないと申される事は....
河童」より 著者:芥川竜之介
の痕《あと》をつけていました。) × 我々の生活に必要な思想は三千年|前《ぜん》に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪《たきぎ》に新しい炎を加....
湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
《こうろうや》と呼ばれていた話、又|湘譚《しょうたん》の或|商人《あきんど》から三千元を強奪した話、又|腿《もも》に弾丸を受けた樊阿七《はんあしち》と言う副頭目....
女仙」より 著者:芥川竜之介
親だというあなたは、一体いくつになっているのです?」 「わたしですか? わたしは三千六百歳です。」 書生はこういう言葉と一しょに、この美しい隣の女が仙人だった....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
一五八二年に法王グレゴリー一三世の命令で更に新しい暦が設定された。この暦の誤差は三千年経ってわずかに一日となるだけである。 エジプトでは天文学者は非常な尊崇を....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
としては密集隊形の指揮単位は大隊です。今のように拡声器が発達すれば「前へ進め」と三千名の連隊を一斉に動かし得るかも知れませんが、肉声では声のよい人でも大隊が単位....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
見は、筆者の思想を窺うのには役立つが、われ等の信仰問題とは没交捗である。二千年、三千年の昔に於て述べられた言説が、永遠に威力を有するものと思うは、愚も亦甚だしい....
明治十年前後」より 著者:淡島寒月
俳諧師で、三十八の歳|延宝八年の頃、一日に四千句詠じたことがある。貞享元年に二万三千五百句を一日一夜のうちによんだ。これは才麿という人が、一日一万句を江戸でよん....
亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
て、少しも惜いとは思わない。私は這般の大震災で世界の各地から蒐集した再び得がたい三千有余の珍らしい玩具や、江戸の貴重な資料を全部焼失したが、別して惜しいとは思わ....
諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
あいう奇人で、儲ける考えもなかったのですが、この興行が当時の事ですから、大評判で三千円という利益があった。 当時奥山の住人というと奇人ばかりで、今立派な共同便....
母を尋ねて三千」より 著者:アミーチスエドモンド・デ
んとはろうそくのかすかな光でこのあわれな女を見守っていました。「家を助けるために三千里もはなれた国へきて、あんなに働いたあとで死んでゆく。ほん当に可哀そうだ。」....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
て国民にかえすのがとうぜんであります。さらに四年後には再軍備増強計画は倍加されて三千億になるといわれております。 わが社会党は、これを中止して、こうした財政を....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
教青年会館で農民労働党の結党式をあげ、中央執行委員長欠員のもとに私が書記長、細野三千雄が会計に選ばれた。 この時の私は数え年二十九歳、負けん気と責任感から書記....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ランダ国境を突破せるナポレオンはネー将軍に一部を授けて英軍に対せしめ、主力(七万三千)を率いて、ブリュッヘル軍を攻撃すべくリーニーに向い前進した。 ブリュッヘル....