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三奉行
「三奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
っと側にあった風呂敷包の中にしまった。 酒井忠実は月番老中大久保|加賀守忠真と
三奉行とに届済の上で、二月二十六日附を以て、宇平、りよ、九郎右衛門の三人に宛てた....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
中心とした日本軍の配置はほぼ次の如くである。既ち京城には、総大将宇喜多秀家を始め
三奉行の増田長盛、石田三成、大谷吉継以下約二万の勢、平壌には、先鋒小西行長、宗義....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
天野三郎兵衛と、そのかみ三河ッ児の洒落たのが舂引音頭に作って、この一角を宰領した
三奉行の高力与左衛門、本多作左衛門、天野三郎兵衛の奉行ぶりを、面白おかしく唄いは....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
かし、諸司諸職に関係のないものはないくらいだから、きわめて権威がある。老中はじめ
三奉行の重い役でも、監察の同意なしには事を決めることができない。どうかして意見の....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
に遊女 評定所は徳川幕府の最高等法院で、老中および寺社奉行・町奉行・勘定奉行の
三奉行らが、最も重大なる訴訟を評議裁判する所であった。 「棠蔭秘鑑《とういんひ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
がら、お濠ばたへ出、和田倉門を入ると突当りが町奉行御役宅。その右が評定所。老中と
三奉行が天下の大事を評定する重い役所で、公事裁判もする。 寄合場大玄関の左の潜....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
らう者が潜んでいる。 人々はこう噂して不安を増した。 そこで幕府は、大小目付
三奉行の五手|掛《かか》りのお役かえを断行して、野火をあおるように一挙に安政の大....