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三宅やす子
「三宅やす子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三宅やす子の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
暑い陽射しのなかに、ぶらぶら歩く。亀が這っているような自分の影が何ともおかしい。
三宅やす子さんの家の前を通る。偉い女の人に違いない。門前の石段に一寸腰を降して休....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
で、エレン・ケイの思想から一層社会性を稀薄にしたロマンティックな恋愛論を発表し、
三宅やす子が、日本の習俗として、女に辛い未亡人の立場を反駁した「未亡人論」など、....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
我の発揮であると強調した男に対する積極性は、ほとんど全く同じくりかえしで、のちに
三宅やす子の上にあらわれた。三宅恒方博士の死後彼女にとってせまくるしかった家庭生....
「「市の無料産院」と「身の上相談」」より 著者:宮本百合子
す。 やっぱり同じ朝日新聞にこの頃「女性相談」というのがあります。 解答者は
三宅やす子、山田わか子というような人です。そこにこの間、次のような相談が出された....
「世界の寡婦」より 著者:宮本百合子
境遇以上の生存の意義をもって、明日に向って発言しようとしているのである。 昔、
三宅やす子という文筆家があった。理学博士の夫人であったが、良人の死後、自分が未亡....
「大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録」より 著者:宮本百合子
にかかる。殆ど一日。処々へ見舞。 甲府の渡辺貴代子氏来罹災民への衣類寄附の為、
三宅やす子、奥むめおその他と集ってしようと云う。主旨賛成、但、彼女の粗野なべらん....
「年譜」より 著者:宮本百合子
事をした。 一九二三年(大正十二年) 関東大震災の被害は直接は受けなかった。
三宅やす子の『ウーマンカレント』を中心とし小規模の救援事業をした。 野上彌生子と....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
十八日にお祝いをします、お目出度の。その日にあっちこっちの会が重って行けない。(
三宅やす子の七周忌、ペンクラブの会、柳瀬さんの結婚と中のの赤ん坊を祝う会)それで....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
平均率のレベルの相異と体格、体質を考え合わせると、やはり興味を感じました。女では
三宅やす子一人、一五〇〇代。
私は自分の生活を、とことんまで文化の役に立てる希....
「日記」より 著者:宮本百合子
をする積りだったのですっかり番狂わせになり、やっと見つけた二十銭で一丁目まで来、
三宅やす子さんの処を訪ねる。見たところの悪い悪い家なので何とも云えない心持に打れ....
「日記」より 著者:宮本百合子
とする。ふだん縫わないのでようすがわからず、子供のようだ。 九月二十七日(木曜)
三宅やす子、金子茂、坂本真琴、平塚明子、赤江米子、西川文子、その他で、災害救済婦....