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三朝
「三朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
になると、また血が降っているのでござります。掛ければまた降る、替えればまた降る、
三朝、四朝、五朝とつづきましたゆえ、すっかりおじけだちまして、すぐにもだれかに知....
「新生」より 著者:島崎藤村
目の霜である十二月|朔日《ついたち》は雪のようであった。そしてその七日八日九日は
三朝続いたひどい霜で、八《や》ツ手《で》や、つわぶきの葉が萎《な》えた。その八日....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
らく様な、曇りつ照りつ寂しい暮秋の日。
暦の冬は五六日前に立った。霜はまだ二朝
三朝、しかも軽いのしか降らない。但先月の嵐が累をなしたのか、庭園の百日紅、桜、梅....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
縫子からひろ子、母へと視線をうつした。 「本部でも、云うてでありました。鳥取県の
三朝《みささ》あたりまで分散治療に送ってあるよって、個人でさがしたら、一年かかっ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に目のためにいいと思って。カラリとした高原は今年は駄目です。肝臓のためには石見の
三朝《みささ》が随一で、この次島田へ行くのは、そこをまわって小郡へ出て見たいもの....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
破れ傘を覆うているのがあった。おかしな事をすると思ったが、こうしないと木は二朝か
三朝で坊主になってしまうのであった。東京の町内の三十坪か五十坪の小庭に、栽えてこ....