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「三楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
川中島合戦」より 著者:菊池寛
謙信が、入道して謙信と称したのは二十歳頃からである。 (二)太田資正は道灌の孫で三楽と号した。智謀あり、秀吉、家康に向って嗟嘆して曰く、「今|茲に二つの不思議あ....
殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
テとプレストに作られ偶然にもシンフォニーの形式で弾奏されはじめたのだ。はたして第三楽章がつづいて演ぜられるだろうか。……そうだ。ことによると、第三楽章がまた意外....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
のであるといった。 抽斎はまたいった。『孟子』の好処は尽心の章にある。「君子有三楽、而王天下、不与存焉、父母倶存、兄弟無故、一楽也、仰不愧於天、俯不※於人、二....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
の表六句は一つの楽章を作り、次に裏の十二句が又一つの楽章、次に二の表の十二句が第三楽章、そうして最後の六句が第四の終局楽章を形成していると言ってもたいした無理な....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
味方の胆《きも》を奪うたのは、いかにも太閤秀吉のやりそうなこと……その時に、太田三楽斎入道というのが、これは有名な太田道灌の子孫で、関東では弓矢の名家です、この....
秋の筑波山」より 著者:大町桂月
筑波根の峯に建てたるやぐらにも あらはれにけり君がいさをは 三 小田城と太田三楽 筑波山は山しげ山しげけれど 思ひ入るにはさはらざりけり げに、古より樹....
金狼」より 著者:久生十蘭
もくれずに、奥の棚の上にあるラジオのところへゆくと、それをいっぱいにあけた。東家三楽の浪花節が、耳も痺れるほどがんがんと鳴りだした。 そうしておいて、乾はのっ....
チェーホフの短篇に就いて」より 著者:神西清
ふと思い出したように生活への衝動が来る。それと、友人の抱く悲観説との対照。 第三楽章。躁急調。――画家のユートピア的な夢想と姉娘のトルストイ的な実行主義との正....
素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
りとするならば、これを画の製作に考えを移して、各自の指導力が雲舟、牧谿でなくても三楽を生むか元信を生むか桃山芸術を生むかを反省されたい。私は優れたる芸術、優れた....
帯広まで」より 著者:林芙美子
電気をつけた。 「遅いじゃないの?」 何時も口を突いて出る言葉であった。九太は三楽館と云う映画館の楽士であったので帰りは何時も遅いのであった。 「遅かないよ。....