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「三段目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三段目の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
やしかた》もみな素人の道楽者を狩り集めて来たのであった。 今度の狂言は忠臣蔵の三段目、四段目、五段目、六段目、九段目の五幕《いつまく》で、和泉屋の総領息子の角....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
通しで、師直と本蔵を使うのはかの吉田冠蔵であった。かたき同士の冠蔵を相手にして、三段目の喧嘩場をつかうのは紋作として面白くなかった。いっそ病気を云い立てにして今....
階段」より 著者:海野十三
時を見計ってソッと三階へ上った。兼ねて目星をつけて置いた例の本を抜きとると上から三段目の階段へ載せた。何くわぬ顔をして下へ降りて来ると、誰も居ないと思った二階に....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
いながらも、小坂という人は別に勤め向きを怠るようなこともありませんでした。とんだ三段目の師直ですが、勤めるところは屹と勤める武蔵守と云った風で、上の御用はかゝさ....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
中なんだから……。 「はて、これは何を喋《しゃべ》っているのかな」 隆夫は、第三段目になって、ようやく高声器から今出ている高声が、怪音というべき種類のものであ....
郊外」より 著者:国木田独歩
ころんで天井をながめたりしている。 午後二時、この降るのに訪ねて来て、中二階の三段目から『時田!』と首を出したのは江藤という画家である、時田よりは四つ五つ年下....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ンタクル(五芒星形)が彫刻してあった。ペンタクルの中央には階子の形があって、その三段目には一七六五年と記されていた。さらに精密に検査しているうちに、わたしは弾機....
青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
らいまでとり、未来の大横綱などといわれた人が、十両へ落ち、あげくには幕下、遂には三段目あたりへ落ちて、大きな身体でまたコロコロ負かされている。芸術の世界などだっ....
お魚女史」より 著者:坂口安吾
ってオデコをたたいたり、舌をだしたり、そんな忙しい合間に、私に、一段目、二段目、三段目ぐらいまでナガシメをくれる。 「私ね、先生、ちかごろ、小説かいてんのよウ。....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
うわけには行かぬ。すなわち□は0か5かのどっちかであらねばならぬ。そうでないと第三段目の右端の数字は0とならない。 では、0か5か、どっちであるか。それを判定....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
死を争うきょうだいを、心にふびんと母親は、いずれをそれと言いかねて……」玉藻ノ前三段目で、私たちは父が声涙ひとつにとけて語っていた顔つきを烙きつけられているのだ....
暗号数字」より 著者:海野十三
って、一段殖えた。 帆村は躍起となって、この月足らずの割り算に注意を向けた。第三段目に□9□□という四位の数字が殖えたが、これによって、謎の枠の中の数字をまた....
紅色ダイヤ」より 著者:小酒井不木
転ぶようにその店へ入って、『読売新聞』を買いました。広げて見ると、第三面の下から三段目に、切り抜きどおりの記事がありました。 新聞の捜索が意外に早く片づいたこ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
マンが減量に骨を折るのに、相撲ばかりはふとるために大骨を折るから、美食家である。三段目ぐらいまでは兄弟子連の食事の支度が相撲と同じぐらい忙しく、ために彼らは一様....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
る俳優は団十郎、菊五郎、左団次、芝翫、福助、家橘、松助などで、狂言は「忠臣蔵」の三段目、四段目、「勧進帳」「高時」「曾我の討入」「伊勢三郎」「寺子屋」「忠信道行....