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三省
「三省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三省の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
った者に取りあげられてしまった。 ある者は、土地も、家も、家畜も売り払って、東
三省へ移住した。多くの者が移住した。――その移住の途中で、行軍する暴兵に掴まって....
「新郎」より 著者:太宰治
校長にも、お葉書を見せました。校長は言いました。「ほんとうにこれは、君の三思
三省すべきところだ。」私も、そう思いました。 (中略) 私は先生にお願いします....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
けなければならないことになるかもしれない。(昭和七年十二月、渋柿) 今日神田の
三省堂へ立ち寄って、ひやかしているうちに、「性的犯罪考」という本が見当たったので....
「斗南先生」より 著者:中島敦
|食《は》み相闘ふもの」に他ならず、「たとひ我が日本甘んじて白人の牛後となり、二
三省の地を割き二三万方里の土地四五千万の人民を得るも、何ぞ黄人の衰滅に補あらん。....
「デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
己を独立の実体と考える時、神の存在との間に矛盾を起さざるを得ない。デカルトは「第
三省察」において神の存在を論じた。これは結果による証明といわれる。一つは我々の自....
「豪華版」より 著者:宮本百合子
ある。新聞には三千五百円の句集ということが話題にされているけれども、この間の晩、
三省堂の店頭に据えられたマイクは、あんなに書籍払底を訴えていた。それを訴える声々....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
表形式を採用しろというのが司法省案に対する修正案であったらしい。 こうやって「
三省合議」の上で修正されたのが、今度公表された内容だとすると、多分それは、採り得....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
としたのをやめる代り、本は速達でお送りすることにして、それを揃えに行ったのです。
三省堂で語学の本など買ったのですが、どうかしら。すこしそれでやって御覧になっても....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
られないようなので、一旦家へかえって、コートをぬいで、下着をうすくして、それから
三省堂、東京堂、丸善、本店をまわって今かえったところ。
三省堂の洋書は殆ど無い....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て一寸お話していた大井という弁護士の事務所を見かけました。
大阪ビルから電車で
三省堂へゆき、そこで和英コンサイズを二冊買って、速達に出せるように包んで貰い、松....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
かったが、へんに頭の中にこびりついていたのである。 淮河は、河南、安徽、江蘇の
三省にまたがる大河であって、二千年間に約千回もの大※濫を起している。一九三一年の....
「役人学三則」より 著者:末弘厳太郎
政事務を統一する必要が非常に大きいにもかかわらず、関係官庁たる内務、農林、逓信の
三省はいずれも互いに協調してこの統一事業を進める誠意をもたない。のみならず例えば....
「省察」より 著者:デカルトルネ
亡し、精神はしかし自己の本性上不死であるということが帰結せられるのである。 第
三省察においては、神の存在を証明するための私の主要な論証を、私の見るところでは、....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
の多きに達し、しかも彼らの給料は僅か五円ないし十五円であると。学校出身者よろしく
三省すべきである。 今や全国の新聞雑誌にいわゆる世の成功者なるものの経歴談や逸....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
くの品種があって、いずれも食用になるのであろう。昭和九年(1934)六月に東京の
三省堂で出版した岡田|喜一《よしかず》君の『原色海藻図譜』によれば、次の種類が原....