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三種
「三種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三種の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「年末の一日」より 著者:芥川竜之介
兼|昼飯《ひるめし》をすませた後、僕は書斎の置《お》き炬燵《ごたつ》へはいり、二
三種の新聞を読みはじめた。新聞の記事は諸会社のボオナスや羽子板の売れ行きで持ち切....
「路上」より 著者:芥川竜之介
に西洋の恁《こ》うした画の講釈をし始めた。
「一概に春画と云いますが、まあざっと
三種類に区別するのが至当なので、第一は××××を描いたもの、第二はその前後だけを....
「片信」より 著者:有島武郎
うせい》の規矩《きく》標準をもってみずから任じていた中流知識階級の人道主義者」を
三種類に分け、その第三の範囲に、僕を繰り入れている。その第三の範囲というのは「労....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
応接室の扉は、半開きになって、ペンキ塗の硝子戸入の、大書棚の前に、卓子に向って二
三種新聞は見えたが、それではなしに、背文字の金の燦爛たる、新い洋書の中ほどを開け....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
、そうして一つの遊星になったのである。地球の心核はしかし灼熱状態を持続しながら第
三種の粒子から成る固形の殻で包まれている。この殻の中には気層と水層とがありその上....
「猫と色の嗜好」より 著者:石田孫太郎
様に仮定するのである、我輩は平太郎の三匹を置いて、赤い紐と、白い紐と、青の紐と此
三種の異なりたる紐を出し、少しく引摺って見た、然るに其結果は何れも赤紐に来たので....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、その手段にすぎない。正しい根本的な戦争観は西洋に存せずして、われらが所有する。
三種の神器の剣は皇国武力の意義をお示し遊ばされる。国体を擁護し皇運を扶翼し奉るた....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
て、橋がかりの下を潜らして、池へ流し込むのだそうであった。 木曾道中の新版を二
三種ばかり、枕もとに散らした炬燵へ、ずぶずぶと潜って、「お米さん、……折り入って....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
る虫だから、留った土が砥になって、磨いたように燦然とする。葛上亭長、芫青、地胆、
三種合わせた、猛毒、膚に粟すべき斑※燿と招いていた。 「――こっちを襲って来るの....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
をした。しかし今日でも昔のおもかげは残っている。。 王立協会でやっている講義は
三種類で、これはファラデーの時代からずっと引続いて同じである。 クリスマスの九....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
賀、有馬の化猫は別として、ほとんど馬五郎談と同工異曲なのがちょっと思い出しても二
三種あります。肥後国、阿蘇の連峰|猫嶽は特に人も知って、野州にも一つあり、遠く能....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
欲せしゆえんなり。 政教子曰く、およそ一国の独立を維持するに、最も必要なるもの
三種あり。曰く、言語なり、歴史なり、宗教なり。言語、歴史の必要は、人すでにこれを....
「西航日録」より 著者:井上円了
案内に応じ食堂に入れば、数十の教員と数百の生徒、一同卓を同じくして食を喫す。食品
三種あり。曰く肉汁、曰く温肉、曰くポテトなり。食事の傍観もすこぶる興味あるを覚ゆ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
島に来たるの思いをなす。日本新聞も『布哇新報』、『布哇日日新聞』、『日本時事』の
三種あり。 また、当地労働者の毎年日本に送金する金額、大約一千万円と称す。した....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に関して王道文明の示すところは、私の知っている範囲では次のようなものである。 1
三種神器に於ける剣。 国体を擁護し皇運を扶翼し奉る力、日本の武である。 2 「....