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「三論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三論の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
うべきものあらん、吾輩かつもっぱら表面よりこれを見ん。 自由、改進、帝政、この三論派は互いにいかなる点をもって相分かるるや。吾輩はまた前期の沿革に連繋してこれ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を逆さまに穿《は》いて命を全うし、再び兵を起して勝軍した故事を、法相《ほうそう》三論の遺教中から学びいたと答えたと記す。津村正恭の『譚海《たんかい》』二に、丹後....
序(『歌声よ、おこれ』)」より 著者:宮本百合子
な複雑さもあったらしく判断される。近い将来にもっとずっとつっこんだ立体的な山本有三論がかかれなければならない。 バルザックやジイドについての評論は、過去の外国....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
る。 島田のをぬかして第何信になるかしら。教えて下さいまし。 『文芸』に山本有三論のようなものを書くために、この間うちから殆ど全作品をよんでいて、昨夜それが終....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
頃は検事拘留で一月三十日に拘留がつき、三月まで『明日への精神』のなかにある山本有三論の字句、スメドレイのことをかいた文章のことなどでぐるぐるまわりの話があって三....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
は当然であった。しかし仏法とは一体何であろう。当時の仏教は倶舎、律、真言、法相、三論、華厳、浄土、禅等と、八宗、九宗に分裂して各々自宗を最勝でありと自賛して、互....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
一緒にすれば、正しい平均に遥かに及ばざるものである。 この著作には、私が既に再三論及したプウシェの論文に載せてある細論に対し、特記に価するものはほとんど何も加....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
まず教学の組織としては、一切経を研究するのにはそれぞれの順序がある。倶舎、唯識、三論というように順序がある。「唯識三年倶舎八年」というように今まで伝えられた。推....
長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
もやはりその最上席の僧を長吏と云っている。「勧修寺長吏次第」に、 或記云、真言・三論両度者被畢云云。 などある。 賤者に対してこの称の見えるのは、管見の及ぶ....
法然行伝」より 著者:中里介山
ない」といって一生の間毎年法然に供養をしたということである。 醍醐《だいご》に三論宗の先達で権律師《ごんりっし》寛雅という人があった。そこへ法然が訪ねて行って....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
明朝の時より四十年余りしか経っておりません。しかも、それまでに輸入された宗派は、三論宗などというまだ本当に成熟した大乗仏教ではありません。 成熟した大乗仏教は....