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「三連〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三連の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
経帷子《きょうかたびら》、 三枚。 水晶数珠《すいしょうじゅず》、三連。 三途笠《さんずがさ》、 三基。 六|道杖《どうづえ》、 三|....
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
滝人の絶望には、真黒な三十二音符を……、また、力と挑戦の吐露には、急流のような、三連音符を想像して頂きたいと思う。 なお、本篇の上梓について、江戸川・甲賀・水....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
わり押しかけては、時代逆行の珍現象を呈した。それを鎮撫するのに、陸軍大臣に麻布第三連隊に総動員を命ずるという前代未聞の大騒ぎが起ったのであった。 しかし、新聞....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
月九日 ◯昨八日、米軍初めて帝都内に進駐す。米大使館をはじめ、代々木練兵場、麻布三連隊なり。 ◯満州、樺太、朝鮮北部はたいへんな混乱、暴行なりと伝えられる。 ....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
くの死傷を出すに終った。此時の戦に、谷村計介も戦死したのである。計介は始め、第十三連隊長心得、川村操六少佐の旗下で、熊本籠城の一人であった。殊死して守城するに決....
田舎教師」より 著者:田山花袋
れて一人暮らした。新聞もめったには手にしたことはない。第五師団の分捕問題、青森第三連隊の雪中行軍凍死問題、鉱毒事件、二号活字は一面と二面とに毎日見える。平生なら....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
松おれ口みればなお寒し」「日の出るまえの赤き冬空」「下肴を一舟浜に打ち明けて」の三連などは色彩的にもかなりおもしろいものである。ともかくも一つ一つの画面にその基....
華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
ヒね」 南原杉子は苦笑した。そして、ピアノのキイに手をのせたかと思うと、はやい三連音符をならしはじめた。 仁科六郎はほっとした。黙って居られることが、そして....
野ざらし」より 著者:豊島与志雄
たばかりの詩を一つ、分り易いように紙にまで書いて、云ってきかしたものだった。その三連から成る詩の、最後の一連だった。そのことが、非常に遠く薄れてる記憶の中から、....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
ッポンの差があって、当時は囲碁界に於て木谷怪童丸と呉清源の両新人が現れて、碁界は三連星、天元等々新風サッソウたるにひきかえ、将棋の方は老朽七八段がガンクビを揃え....
次郎物語」より 著者:下村湖人
が、もっとくわしく、具体的で、確実性があった。 叛乱に参加したのは、近衛歩兵第三連隊・歩兵第一、第三連隊・市川|野戦砲第七連隊などの将兵の一部で、三宅坂・桜田....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
斐の石和の山の中で荘官|木工作が泡雪奈四郎に鉄砲で射殺された。大詰の大戦争の駢馬三連車も人を驚かせるが、この踊り屋台然たる戦車の上に六人の銃手が銃口を揃えてるの....
」より 著者:神西清
お宅のこれは、スミス・ウェッソン製のレヴォルヴァーで、たまは後装式、抽筒子つきの三連発です。……いや、りっぱなピストルだ! こういうのになると、一対すくなくも九....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
しば行手を阻まれました。しかし、この腕白な英雄は結局それを面白いことにして、二、三連れて出た近侍の小姓と障害物の跳び競べなぞするのでした。そして、その度に今日こ....
空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
のである。 三機は編隊で離陸した。一番機は沙里子だ。ほど近く航空標識の緑白紅、三連閃光が、正しい十秒の間隔を置いて、星ばかりの暗い夜空を衝きさしている。私は、....