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「三部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出世」より 著者:菊池寛
その足で丸善へ行ってみたが、やっぱり徒労であった。 「その本なら、去年あたり二、三部来ましたが、とっくに売り切れてしまいました。御注文なら、取り寄せます」と、い....
思い出の記」より 著者:小泉節子
んでした。耶蘇の坊さんには不正直なにせ者が多いと云うので嫌いました。しかし聖書は三部も持っていまして、長男にこれはよく読まねばならぬ本だとよく申しました。 日....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
と約束した。 七月十六日 ◯森村義行君を瀬田へ訪問。気の毒になる。 ◯東部三十三部隊。 七月二十一日 ◯最近のB29は、一機にて入り来り、大型爆弾や焼夷弾を....
地球盗難」より 著者:海野十三
くれるようにと、ベルの位置を教えてその室を出ていった。 大隅は、そこを出ると、三部屋ほど向うにある辻川博士の書斎の扉を開いて、中に入った。 大隅は、一人にな....
黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
た。(前篇終り) 五 重明から送られた遺書は、一、二、三と三部に分たれて、それ/″\番号が附してあった。 野村は順序に従って、先ず第一の....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
事業たるに過ぎない。われ等は飽まで、現実の生活に即して教を樹てる。要約すれば左の三部分に分れる。―― (一)神の認識と崇敬。…………神に対する責務。 (二)同胞....
呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
Fritz Putzier(1851-1901)の胸像除幕式が行われた。その時第三部一年生であった私がおおぜいの生徒らの後ろの方に立って、式の行われるのを見てい....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
大な楽劇になると、はじめて新たな、生々とした息吹が吹きこまれてきた。 それは、三部楽劇として作った、「|ニーベルンゲンの指環」のなかで、ワグナーが、この古話の....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
たほどに、往古のエリザベス朝舞台には、強い憧れを抱いていた。 (前、奥、高)と、三部に分れる初期の沙翁舞台――。その様式を復興しようとして、彼は二十年前の大正初....
旅への誘い」より 著者:織田作之助
にならぬくらい尠く、夜間部の授業を受け持ってみても追っつかなかった。朝、昼、晩の三部教授の受持の時間をすっかり済ませて、古雑布のようにみすぼらしいアパートに戻っ....
三つの痣」より 著者:小酒井不木
校を卒業したとき、私は、何ということなく、医者になって見たかったので、その頃の第三部の試験を受けて合格しました。それから高等学校を無事に卒業し、大学へはいるに至....
雪柳」より 著者:泉鏡花
分で尼、尼という、襟に大形の輪数珠も掛けていましたが、容体が巫女にも似て、両部も三部も合体らしい。……「尼ども、両親はとうになくなって、もともと身上の足りぬ処を....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
も照ったものですから濡れた着物と経文を乾かしました。その濡れた痕の付いた法華経、三部経のごときものは今なお私の手に記念物として保存してあるです。その記念物を見る....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
部数を挙ぐること、左表のごとし。 日本の歴史に関したるもの 五十三部 日本の文学に関したるもの 三十部 シナの歴史、地理、宗教....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
うな雷を、二倍にして、また跡から三倍にも十倍にもして聞かせましょう。 第三部 きょうだい達。気の軽いわたし達は小川と一しょに急ぎましょう。 あの遠い所の....