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「三野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三野の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
賀上候《がしあげたてまつりそろ》陳《のぶ》れば本校儀も御承知の通り一昨々年以来二三野心家の為めに妨げられ一時其極に達し候得共《そうらえども》是れ皆|不肖針作《ふ....
霜凍る宵」より 著者:近松秋江
前で多勢ほかの妓のいる傍で私を、冷笑するような調子で、 「あんたはんお園はんには三野村さんという夫婦約束までした深い人がおしたがな。三野村さんが今まで生きとった....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
屋六兵衛と名乗り、ようやく発展して西洋織物生糸貿易にまで手を延ばし、ついに三井、三野村、井善、大六と並び称せらるるほどの豪商となり、文久三年、伊藤俊輔、井上聞多....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
て石川の家運はあがった。その頃の湯川氏の知己の名は自毛村《じけむら》であるとか、三野村《みのむら》だとか錚々《そうそう》たる大実業家となった人たちである。石川屋....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
また更に八十島過ぎて別れか行かむ 〔巻二十・四三四九〕 防人 防人、助丁刑部直三野の詠んだ歌である。一首の意は、これまで陸路を遙々と、いろいろの処を通って来た....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
う古伝が残っていた。人皇九代開化天皇の子に日子坐王子があり、神大根王はその子で、三野国造、長幡部連等の祖であるということは古事記に現れている。まさにこの地の長幡....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
使をつかわして畿内に遷都の地をさがさせたが(この使者の主席は広瀬王です)同じ日、三野王らを信濃につかわして地形をしらべさせた。書紀の文はそれを評して、 「マサニ....
古事記」より 著者:太安万侶
二方あつて、お一方の子孫は、伊賀の須知の稻置《いなき》・那婆理《なはり》の稻置・三野の稻置の祖先です。お一方の御子ワチツミの命は淡路の御井《みい》の宮においでに....