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「上乗り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上乗りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草迷宮」より 著者:泉鏡花
をの、お前様、沢山でもござりませぬ。三樽ばかり船に積んで、船頭殿が一人、嘉吉めが上乗りで、この葉山の小売|店へ卸しに来たでござります。 葉山森戸などへ三崎の方....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
の出会いにまで漕ぎつけて話を終ってしまいたいのですが、子供のころの話から始めた以上乗りかかった船で、おもしろくもない話を当分続けねばなりますまい。しかし、なるべ....
奥の海」より 著者:久生十蘭
廻米を受領して京都へ差送る、廻米下役をつとめていたが、そのころ湊入りした津軽船の上乗りから、知嘉姫の消息らしいものを聞いた。 諸国一般、飢饉にいためつけられ、....