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「上厠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上厠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
神の化粧は自分で納得《なっとく》ゆくまで何遍でも仕代えさせられるので永い。女神の上厠は、はこそのものよりも、うつらうつら物うち考えられるのでこれも永い。厠神の植....
路傍の草」より 著者:寺田寅彦
一 車上 「三上」という言葉がある。枕上鞍上厠上合わせて三上の意だという。「いい考えを発酵させるに適した三つの環境」を対立....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
るものであるか、その第一日目の夜半においてコン吉は三十九度の熱を出し、脈搏結帯、上厠頻数《じょうしひんすう》、さてそのあげく、毛細管支炎|喘息《ぜんそく》腐敗食....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
た。族長《カボラル》の話を聞いて以来、コン吉は何の因果か、とかく夜中真近くなると上厠繁数《じょうしひんすう》の趣きであったが、これがまた不幸なことには、厠《かわ....