上堂[語句情報] » 上堂

「上堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
いの祈祷は関白家から触れ出された。その式はなるべく壮厳《そうごん》を旨として、堂上堂下の者どもすべて参列せよとのことであった。雑人《ぞうにん》どもの争擾《そうじ....
野狐」より 著者:田中英光
巌下ニ至リ、杖ヲモッテ、一死野狐ヲ挑出シ、スナワチ火葬ニヨラシム。師、晩ニ至リテ上堂シ、前ノ因縁ヲ挙ス。 黄蘗スナワチ問ウ、古人、アヤマッテ一転語ヲ祗対シテ、....
三国志」より 著者:吉川英治
夜は大いに久濶をのべて楽しもう」 と、共に臂を組んで、酒宴の席へ誘った。 堂上堂下に集まった諸将はみな錦繍の袖をかさね、卓上には金銀の器、瑠璃の杯、漢銅の花....
三国志」より 著者:吉川英治
放った。 見事。矢は的を射た。 「ああ! 射たり、射たり」 と、感嘆の声は堂上堂下に湧いてしばし拍手は鳴りやまない。 その間に、近侍のひとりは、柳の側へ走....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
た。尼は『今夜はいけません、次のときに』と、なだめて帰した。そして数日後の、了庵上堂の大会の日であった。尼はわざと、性の大事について、人々へ法問を向けた。誰もが....