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上巳
「上巳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上巳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩を返す話」より 著者:菊池寛
彼は不覚の涙を流したのである。 三月の二日、細川の軍勢は熊本に引き上げた。翌|
上巳《じょうし》の日に、従軍の将士は忠利侯から御盃を頂戴した。甚兵衛も惣八郎も、....
「運命」より 著者:幸田露伴
而も浄行者の如し。嗚呼、何ぞ其の奇なるや。然も遜志斎も飲を解せざるにあらず。其の
上巳南楼に登るの詩に曰く、 昔時 喜んで酒を飲み、 白を挙げて 深きを辞せざりき....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
道にあらわれて来るようになった。旧暦三月のよい季節を迎えて見ると、あの江戸の方で
上巳の御祝儀を申し上げるとか、御能拝見を許されるとか、または両山の御霊屋へ参詣す....