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上方筋
「上方筋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上方筋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
子だ。こう、親方の前だがね、ついこないだもこの手を食ったよ、料簡が悪いのさ。何、
上方筋の唐辛子だ、鬼灯の皮が精々だろう。利くものか、と高を括って、お銭は要らない....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。
六十三
即日発足した七兵衛、生地より関八州、江戸から
上方筋《かみがたすじ》へかけては、めまぐるしいほどの旅をつづけているが、房州路へ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、まあ、あれだけに、こっちの威力を示して置けば多少おそれをなし、道庵の奴、もう
上方筋では手も足も出そうとはすまい、この上は、彼が大阪へ到着した際に於て、みっち....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
庵先生としても、米友を失うと同時に、お角さんを得まして、お角親方一行と、これから
上方筋を同行することにして、お角は上の如く大津に宿って、わざわざ八景めぐりをしな....