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上智
「上智〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上智の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
その人善心なくんば、いかに多く物事を知り理窟を明らめたりとて何の益あらん。されば
上智の人は特別として、凡人には、景色でも眺めて彼処《かしこ》が気に入れり、此処《....
「倫敦塔」より 著者:夏目漱石
とするものはこの門をくぐれ。 正義は高き主《しゅ》を動かし、神威《しんい》は、最
上智《さいじょうち》は、最初愛《さいしょあい》は、われを作る。 我が前に物《もの....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
きか、一念ここに至らば吾人は生平|抱くところの思想に再考を費やすべきものあらん。
上智の人はしばらく措き、中人以下に至りては必ず先入を主となすの思想を有す、しかれ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
がたき業にてもこれなきを、他国のものに得られ候段、笑止の事に御座候。 ――格別|
上智のものの申し候には、今般英仏とシナとの戦争長続きはあるまじき由、左候えばイギ....
「弟子」より 著者:中島敦
のは一つのこと。彼が孔子の感化を直ちに受けつけたかどうかは、また別の事に属する。
上智と下愚《かぐ》は移り難いと言った時、孔子は子路のことを考えに入れていなかった....
「連環記」より 著者:幸田露伴
は合点がならぬ。聖人の徳、家を斉うるに足らなかったとは誰も申し得ぬ。しかし夫子も
上智と下愚とはうつらずと申して居らるる。うつらずとは徳化も及ばざることでござろう....
「法然行伝」より 著者:中里介山
ようなものである。聖道門《しょうどうもん》の修業は正像の時の教えであるが故に上根
上智のものでなければ称することは出来ない。これを仮りに西国への宣旨とする。浄土門....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
女達を書いて、それから、後の切支丹大名デウス右近へゆくつもりだった。 ところが
上智大学のラウレス教授から痛烈な抗議が来た。デウス右近様は決してそんな行状のお人....
「小説のタネ」より 著者:吉川英治
ら解脱してゆく右近を書こうとしましたね。 ところが、これがいけない。さっそく、
上智大学のラウレス教授などを初め、多くのクリスチャン読者から抗議が出ました。ラウ....