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「上期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上期の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
われるが、額田王の歌よりももっと素直で才鋒の目だたぬところがある。また時代も万葉上期だから、その頃の純粋な響・語気を伝えている。巻八(一四六五)に、藤原夫人の、....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
。しかしこれらの国の力が増大し合体するにつれ、遂に、かかる侵入による成功をこれ以上期待することは一切出来なくなった3)。北方の諸民族は徐々としてかつ詮方なく、彼....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
そして、やっと答えたときには、それは、集まっている一同をはじめ、お高自身も半ば以上期待していたとおりの文句であった。そういうことはできないというのだった。商法は....
水垢を凝視す」より 著者:佐藤垢石
これを『岡なめ』という。 『岡なめ』は居付鮎が残したもののみを呼ぶのではない。溯上期の鮎も『岡なめ』を残す。それは、四月末から五月、六月の若鮎の溯上最も盛んな頃....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
思索に沈みかつ燃えていた時代に、やはり一高時代のクラスメートで、大学卒業前後の向上期にありし久保正夫君および久保謙君に宛てて書き送った手紙を編み集めたものである....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ぬけて、想像の自由を養うためにである。 ここ数回は、清盛の出家と、一門繁昌の頂上期で、ひとまず筆を転じ、牛若丸をめぐる“陰の人びと”とその母常磐の以後の境遇を....