上無し[語句情報] »
上無し
「上無し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上無しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
だし(ヨードは確高血圧にも、よかったと憶えている)。塩昆布は、茶漬として淡白この
上無しと、私は愛用している。別に私が、大阪に生れたからでなく、昆布は確にうまい物....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
かい》連歌《れんが》の歴史の巻首を飾らせるに及んだ。蠅《はえ》といえば下らぬ者の
上無しで、漢の班固をして、青蠅《せいよう》は肉汁を好んで溺《おぼ》れ死することを....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
いたい」
「行こう」
「死屍に鞭うつということは、士を恥かしめる上において、この
上無しとされているが、死屍を掘り起して、曝すなどとは、斉興公はともかく、将曹め、....
「魔像」より 著者:林不忘
羽烏をはじめ、源助町の連中も十数名|控《ひか》えているのだから、気の強いことこの
上無しだ。 「髷を掴《つか》んで引き起すのじゃ」 一学が言い切らぬうちに、 「....