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上王
「上王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上王の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
愛国抗外心の一原素として強いて咎むべからざるにや。また西行の『山家集』に名高き八
上王子《やかみのおうじ》、平重盛が祈死で名高き岩田王子等も、儼然として立派に存立....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
の所有者であり使役者であった。四十日を荒野に断食して過した時、彼は貧民救済と、地
上王国の建設と、奇蹟的能力の修得を以ていざなわれた。然し彼は純粋な愛の事業の外に....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
大神のお告げだということがいよいよたしかになりました。 天皇はすぐに曙立王と兎
上王との二人を本牟智別王につけて、出雲へおつかわしになりました。 そのご出立の....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
、米国の覇権を、名もない日本の小|河童連の手でタタキ落させ、何の苦もなく世界の水
上王国の栄冠を奪い取らせるなぞ、胸の空くような痛快な波紋を高々と、近代史上に蹴上....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、前の巻にくわしく物語られているはずです。 いずれにしても、女の少ないこの海
上王国に、ただ一人の、しかも、張りきった健康と年齢とを持った、生気満々の若い娘を....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
に得ようとしたが呂宋、暹羅、明国を股にかけ、地獄をも天国をも恐れようとはしない海
上王たる宗湛に執っては、強迫が強迫に成らなかった。で、ニベも無く断わった。最後に....