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上述
「上述〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上述の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
て特に切実なる要求に基づく問題があるのだ。研究は自由に行わるべきであると思う。以
上述べた余の信念により、貴君は余に協力されんことを切に希望する。わがヤクーツク造....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
て、しばしば宇宙の起源には卵子がある重要な役目を務めたという観念が生じた。これは
上述の日本の物語にもまたインド、支那、ポリネシア、フィンランド、エジプト、及びフ....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
顔を上下にふり乍ら、よく憤慨したものさ。 岡安の電気恐怖病症状については、この
上述べると際限がないので、この辺でよしたい。「俺は電気に殺されるに違いないんだ」....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
る薄明の室にして、家人は物音を聴かずと云い、事物にも取り乱されたる形跡なし、尚、
上述のもの以外には外傷はなく、しかも、同人が西洋婦人人形を抱きてその室に入りてよ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
がら、黒馬博士に対して、余《よ》、鬼塚元帥は、そぞろ同情を禁じ得ざるものなり。以
上述べたるところにより明らかなる如く、日本要塞は、外部より何者といえども、絶対に....
「女性の不平とよろこび」より 著者:岡本かの子
成せられるでありましょう。 女も男と同じように働き、学び、考える時代となり、尚
上述の条件を男子側より否定されるならば、永遠に、女性の生命は内面の不平を堪えて男....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
とは、結局愉快なことである。だからわたしは遂に自分の短篇を掻き集めて印刷に附し、
上述の次第で「吶喊」となづけた。 一九二二年十二月三日北京において魯迅しるす....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
のは御承知のとおり、夫人の懇請で試みた、船長八住の引揚げ作業でした。 しかし、
上述した二回の椿事によって『鷹の城』の悪運が、すでに尽きたことは疑うべくもありま....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
歌っているような気がしたものである。 あとがき ニッカボッカー氏の手記より
上述の物語は、古いマンハットー市(訳註)の市会の席上でわたしが聞いたのと、ほとん....
「妖怪学」より 著者:井上円了
に過ぎず。縁起は思想連合にほかならざることを知るべし。 これを要するに、余が以
上述べきたりし種々の例証は、世俗一般に縁起、マジナイ等と称して、神仏、不可思議力....
「迷信解」より 著者:井上円了
。明治の今日に生まれたるものは、かかる迷信に陥らぬように心掛けねばならぬ。 以
上述べたるところは、大抵みな心理的妖怪の部類であるが、これより物理的妖怪につきて....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ヘンリイ・カッフは首を絞められた。他の幾人かの謀叛人が巨額の罰金を徴せられたが、
上述のほかに死罪はいい渡されなかった。エセックス邸に兄と同時に監禁されていたペヌ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
引されております。しかし、すこし精密に調べるとこういう誤解が見出されて来ること、
上述のごとくであります。 次に誤解について面白い原理は、この誤解があるによって....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
かある。〕 このベートーヴェンの手紙に対してケルビーニが返事を書かなかったことは
上述した通りである。 芸術家としての私についていえば、私に関しての他人の批評に....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
海軍部隊および地方官憲、民間団体等を総て統一指揮せしめる。 持久戦争であるから
上述の軍需品の他、連盟の諸国家国民の生活安定の物資もともに東亜連盟の範囲内で自給....