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「下げ札〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下げ札の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
休処とした古い看板や、あるものは青くあるものは茶色に諸|講中のしるしを染め出した下げ札などの掛かった茶屋の軒下から、往来一つ隔てて向こうに翁塚が見える。芭蕉の句....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
お触れだ。半蔵が泊まりつけの宿の門口をはいって、土地柄らしく掛けてある諸|講中の下げ札なぞの目につくところから、土間づたいに広い囲炉裏ばたへ上がって見た時は、さ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ぶりの平兵衛の声を半蔵は峠の新茶屋まで行った時に聞きつけた。このお頭は、諸講中の下げ札や御休処とした古い看板のかかった茶屋の軒下を出たりはいったりして、そこに彼....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
てはどうすることも出来ませんでした。 そうして、自作は、宮内省御買い上げという下げ札が附いて開会期中そのまま陳列することにして公衆の展覧に供した。これはお伴の....