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「下付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下付の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:森鴎外
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吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
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易と手相」より 著者:菊池寛
いると云うのである。 私はそれを聞いて郵便局へ、通帳の紛失届を出し、通帳を再度下付して貰った所が、参百円以上あった金額は、六拾何円しかないのである。誰かが、私....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
来た。和宮様の御通行前に、伊那助郷総代へ約束した手当ての金子も、追って尾州藩から下付せらるるはずであることなぞを父に告げた。 「助郷のことは、これからが問題だぞ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
言わるる三通の書付をも公用人から受け取った。それには十一宿あてのお救いお手当て金下付のことが認めてあって、駿河佐渡二奉行の署名もしてある。 木曾地方における街....
ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
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渋江抽斎」より 著者:森鴎外
く許した。 陸は師匠杵屋勝三郎の勝の字を請い受けて勝久と称し、公に稟して鑑札を下付せられた。その時本所亀沢町左官庄兵衛の店に、似合わしい一戸が明いていたので、....
獄中生活」より 著者:堺利彦
ぐあとで下げ渡してやるといわれた言葉を楽しみにしていたが、二三日たってヤット眼鏡下付願という手続ができた。モウ占めたと楽しんでいると、また二三日してやっと医者の....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
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鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
新両士族に属する者の総給与高を平均して旧士族は二十石七斗となったのを毎戸へ同一に下付さるることになった。それから明治八年家禄の奉還を願い出る者には一時の下付金が....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
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キャラコさん」より 著者:久生十蘭
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欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
十二ポンド(英貨)、ローマ宗に四万八千二十四ポンド、ユダヤ教に一千五十五ポンドを下付せりという。合計十六万四千七百四十一ポンドすなわち、およそわが百十万円なり。....
革命の研究」より 著者:大杉栄
彼等が思い切って考えていることはようやく民主的共和制であったのだ。国家が保護金を下付する組合であったのだ。そして彼等は、ボナパルトの輩に、自ら王位につくべく民衆....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
は手を触れさせぬ。農家にしても、或いは武家にしても、牛馬が死ねば必ずこれを長吏に下付する。かつては農家ではその所置に困って、一定の捨場に放棄し、いわゆる牛捨場・....