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下官
「下官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
下官の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
崎《ながさき》で造らせた白木の乗物に乗っていた。次は上官二十六人、中官八十四人、
下官百五十四人、総人数二百六十九人であった。道中の駅々では鞍置馬《くらおきうま》....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
に公私の際を論ずれば私利はすなわち公益の本なりと言い、もって利己主義を唱道す。上
下官民の際については双方の約束に過ぎず君のために死を致すがごときを排斥し、もって....
「死者の書」より 著者:折口信夫
五十を越してもまだ、三十代の美しさを失わぬあの方が、近頃おこりっぽくなって、よく
下官や、仕え人を叱るようになった。あの円満し人が、どうしてこんな顔つきになるだろ....
「手長と足長」より 著者:喜田貞吉
記仁平四年正月十四日条、 景良雖 玉海、仁安二年十二月九日条、 摂政・左府・
下官・内府等、皆手長之。 吾妻鏡、康元二年二月二日条、 仲家役送。 大乗院寺社....