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下平
「下平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
下平の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
あるが、果してこの様な願文を出したかどうか多少怪しい処はあるが、この戦をもって天
下平定の第一歩であると考えて居た事は疑あるまいと思われる。 信長、この時、賽銭....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
解由《かげゆ》の家柄で、徳川氏が江戸に来たとき、駄馬人夫を率いて迎えた名望家で、
下平河の宝田村――現在の丸の内――から土地替に伝馬町へ移され名主となった由緒があ....
「決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
り自家の勢力伸長のみを念としている。 昨年今川義元が織田信長に討たれて後は、天
下平定、覇者の悪夢につかれ、益々悪逆な術策に身を持ちくずしているものの如くである....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
紙の白さがなお白かった。光厳(先の帝)の綸旨には、 義貞と与党一類を誅伐して 天
下平穏の来らん日を 一日も早かれと 汝の忠誠に待つ という意味のものだった。 ....