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下知状
「下知状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
堂をもて、一夜の皇居となす。 とある、その古御堂か。 そしてここには、鎌倉の
下知状によって、隠岐ノ判官清高が、帝のお身がらを引き継ぐため、大小幾十そうの船を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
記録していた。 それの用紙には、 ――東福寺領肥前ノ国|彼杵ノ荘ヘノ鎌倉幕府
下知状目録 といったような文書の反故裏がたんねんにつかってある。そして前年十二....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
つねんと都を去り、備後の鞆ノ津辺にとどまって、しきりに、従前からの師直がしていた
下知状やら曲事を洗いだてて、これを直義へ報告していた。 「怪しからぬお手廻しよ」....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
れてあった。――尊氏の寄進状、義詮の御教書、清子の仮名文、上杉、細川、足利一族の
下知状などである。私はすぐ清子の一通へとびつくように顔をよせた。見事な美しい筆で....