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「下編〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下編の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
村の一周忌にこの集を出したのだが、なお翌年の忌には次編を出すといってある。それが下編に当るのであろうけれども終に発行せられずに終ったから、その後刷る版本には表題....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ろを一つ揮《ふる》って看板絵のような小説をつくったらしいが、これは発禁となり、目下編集責任者・作者・名儀人が法律問題にかかっている。久米正雄のような人は、こうい....
意欲の窒息」より 著者:豊島与志雄
を夢想し、湯上りには真裸で尻振ダンスをやる。妊娠すると、桜ン坊と枇杷とベビーの靴下編みだ。固より妊娠は彼女のうちに神秘な母性をよび覚すが、それも彼女の情感を彩る....
審判」より 著者:カフカフランツ
静にかえって、「たいして手のかかることではありませんでしたわ」 Kは黙って、靴下編みをまた始めた夫人をながめた。あのことを言ったので、彼女は不審に思っているよ....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
をたすけてくれた。氏が旅行中にあつめた古地図、郷土史類だが、わけて岡山県の通史上下編は、探していたものだけに、ありがたかった。 また、永井龍男氏からも「おやく....