下降[語句情報] » 下降

「下降〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下降の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ことによってばく大なエネルギーの量を蓄蔵したに違いない。後にこの太陽の平均温度が下降し始めるようになってからこのエネルギーが熱量の消耗を補給するために徐々に使用....
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
度が高くなりました。蒸発作用の潜熱によって室内の熱量は奪われ、さてこそ室内温度の下降を導くに至ったのです。それから三分ほど経って、湿度と温度の曲線は、常識では考....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
云ったのは、警備司令部付の、塩原参謀だった。 「はいッ、では、もう二百メートル、下降いたしましょう」 浅川曹長は、左手を頭上に高くあげると、僚機の注目を促し、....
デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
を嵌めて、捲取機のハンドルを廻し出した。 一|呎。二|呎。――広告気球は静かに下降し始めた。 喬介は拡大鏡を、捲き込まれて行くロープに近附けて鋭い視線をその....
少年探偵長」より 著者:海野十三
奥山へはいりこんだ。 約一時間飛んでからそのヘリコプターは、闇の中をしずしずと下降し、やがて、ぴったりと着陸した。 その場所は、どういう景色のところで、その....
地球要塞」より 著者:海野十三
あろうと思われた。 「落下傘が六個、下りてきます! 頭上、千五百メートル付近を、下降中!」 とつぜん、オルガ姫の声であった。 私は、空を仰いだ。 ああ、見....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
一分三十秒とたっても、「魔の空間」は、なんの変化も示さず、あいかわらずゆっくりと下降をつづけているではないか。 (だめだ。怪力線砲は効果なしだ) 帆村はそう思....
怪塔王」より 著者:海野十三
死力 1 せっかく急上昇したのに、密雲に邪魔をされ、ふたたび下降しなければならなくなった小浜機は、いまぐんぐんと雲を切って下っていきます。 ....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
れていた。ものすごい上昇気流が、気球をひっぱりこんだから、たまらない。今の今まで下降一方だった気球は、あべこべにぐんぐん上昇をはじめた。一千メートル、二千メート....
月世界探険記」より 著者:海野十三
それを聞くと、猿田飛行士は、ギョロリと眼玉を動かした。 艇はその間にだんだん下降して、とうとう真白な砂地にザザーと砂煙りをあげながら着陸した。 ここに哀れ....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
長からの伝言です」 「おお、なんだ」 「本艇は、艇長の命令により、二千メートルの下降をおわりました。やがて雲の下に出られる見こみがたちました」 「そうか、ついに....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
は直ちに彼女を奴隷的苦境から解放する。彼女の方では上昇し、之に反して良人の方では下降する。が、愛の絆はこれが為めに断絶することはない。同棲はしないが交通はする。....
月世界跋渉記」より 著者:江見水蔭
※ 助手が教えてくれたように、春風に鳥の毛が散っているくらいの速力で、そろそろと下降しているのだ。 「これは面白い。」 と横を見るとほかの連中も莞爾莞爾して同じ....
西航日録」より 著者:井上円了
。 季節まさに五月中旬に入らんとするに、当地の気候なお寒く、夜中は寒暖計零度に下降し、朝来街上に結氷を見る。昼間も北風ときどき寒を送りきたり、日本の三月上旬ご....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
検査表の正確度はシャーフ氏表・スチルリング氏表・コーン氏表・ナーゲル氏表の順序に下降する』と、記載しました。 昭和四年に和蘭のアムステルダムで第十三回国際眼科....