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不平を鳴らす
「不平を鳴らす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不平を鳴らすの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
本の女を自由にして、誰はばからず痴態を演じている、それを朝夕見聞して、他の乗組が
不平を鳴らすのは無理もない。船長として、船の風紀の上から、あのままにして置くこと....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
益をもたらすものであることがわかるはずである。ところが、それをわずらわしく思って
不平を鳴らすような者は、修道士でないも同然で、そもそも修道院などへはいって来る必....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
なく、ましてすでに戦死したる者においてをや。死者|若《も》し霊あらば必ず地下に大
不平を鳴らすことならん。伝え聞く、箱館《はこだて》の五稜郭《ごりょうかく》開城《....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
じ》の間、異種の二元素、たがいに相投じたることあり。これを思えば、今の民権論者が
不平を鳴らすその間に、識らず知らずしてその分界を踏出し、あるいは他より来りてその....