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不当利得
「不当利得〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不当利得の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
―多くの労力を掛けて零細な金銭を集めるような迂闊な手段に由って為されるのでなく、
不当利得を常態として、民衆の労働価値の大部分を自家の私有財産に組み入れている大資....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました。あんまり有難さに一両の金を出しますと、どうしても取らないのです、そういう
不当利得を受くべきはずのものじゃないと思ってるんですな。これは、先祖の物を粗末に....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
て二十円三十円にも売れるなどということは決して尋常の沙汰でなく、儲かってもそれは
不当利得である。すなわちその不当なる利益は別途に貯えておき、やがての反動期に備え....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
の敬意を表するのをみるとき、私は全く不愉快になります。かくのごときは実に一種の「
不当利得」にほかならないと私は考えています。しかし世の中の「専門家」はとかくこの....