不等辺三角形[語句情報] » 不等辺三角形

「不等辺三角形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不等辺三角形の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜坑」より 著者:夢野久作
った四ツの炭車が繋がり合ったまま、魔法の箱のようにフワリフワリと一週して、やがて不等辺三角形に折れ曲った一つの空間を作りつつ、福太郎の身体を保護するかのように徐....
S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
粉末をしきりに撒りかけていたが、やがて犬田博士の膝よりももすこし下部に当る処から不等辺三角形に重なり合った、荒い皮膚の褶紋を発見すると、流石に嬉しかったと見えて....
エトナ」より 著者:野上豊一郎
ろう。 私たちはナポリから船で一夜を明かして、パレルモに上陸し、シチリアの島を不等辺三角形に一周して、シラクーザから汽車でその海岸を北上してタオルミーナに着い....
墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
ルウマニヤとチェッコ・スロヴァキヤに挾まれた群小国の間にぽっちりと介在している。不等辺三角形をしたその国の央《なか》ほどのところを、青ペンキ色に塗られたダニュー....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
得ざれば胃の腑の必ず鳴るをこらえるもおかしく同伴の男ははや十二分に参りて元からが不等辺三角形の眼をたるませどうだ山村の好男子美しいところを御覧に供しようかねと撃....