不要[語句情報] »
不要
「不要〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不要の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
とも、それを煎《せん》じつめてみれば、やはり金銭問題です。ここにいたって誰が金が
不要だなぞというものがありますか。ドウゾ、キリスト信者のなかに金持が起ってもらい....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
今までの二十四倍ちかい仕事をするでしょう。そうなれば、もう眠ることも食べることも
不要なんです。音楽浴さえかければ、それの刺戟で国民はあと一時間半を疲れもなく馬車....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
は無理からぬことであるが、これを明確にせぬ限り、眞に自由なる世界平和確立の努力に
不要の摩擦を起す惧れが多分にあり、特に行過ぎた自由主義者や共産黨の陣營において、....
「灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
られるから、ランプ室の外のデッキの手すりへおなじように綱をひっとき結びを解いて、
不要になった綱を海中へ投げ込む……」 「なるほど、素晴しい」 わたしは思わず嘆....
「大脳手術」より 著者:海野十三
れる。従って接合部切口における断面積も算出されるわけだから、これらの数値によって
不要なる贅肉は揉み出して切開除去されるのだ。だから股と移植すべき脚との接合部はぴ....
「火星探険」より 著者:海野十三
をたてよ。即座に水晶の珠に照らして、明らかなる回答はあたえられるべし。料金は一切
不要、但し後より何か食糧品一品を持ち来りて大仙人に献ずべし” ~~~~~~~~~....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
なことでございます。旦那様は戸締を厳重においいつけなさる方で、後にも先にもそんな
不要慎な戸の閉め方をなさる方ではありませんでな、わしはたいへんふしぎに思いました....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
うのだ。シベリアに棲むのに、毛皮の外套なんか用なしにして呉れというのだ。ペチカも
不要、犬橇なんかおかしくて誰が使うかという風に笑い話の出来るようにして貰いたいの....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
口調とで、僕たちに図った。 「たった六名の記者じゃないですか。そんな面倒なものは
不要じゃないですか」 と僕は早速反対した。ところが、こんどは僕ひとりが孤立とな....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
尉とともに力をあわせて、爆弾を壁のところへはこんだ。爆風が艇の方へこないように、
不要の機械を置いて防いだ。 山岸少年は、ひとりで竜造寺兵曹長を救いだしにいった....
「映画の普及力とは」より 著者:伊丹万作
ることだ。どうも私は少し早く病気をしすぎたようだ。 そんな時代がきたら映画館は
不要になりはしないかという心配は一応もつともだが、しかしその心配はいらない。第一....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
に覚え書きを取って行き、実験が終るとそれを少し書きなおし、一部の順序を換えたり、
不要の箇所を削ったりし、番号のついた節を切る。 デ・ラ・リーブは「ファラデーは....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
よりとりようがない。故意に置いて行ったということになると、恐らくその坑夫は、光が
不要であったか、それとも有っては却って邪魔になったか――しかしそんなことを詮索し....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
結びながら、その都度小栗には謀らずして直に老中の調印を求めたるに、老中等は事の要
不要を問わず、乞わるるまま一々|調印したるにぞ、小栗もほとんど当惑せりという。仏....
「妖怪学」より 著者:井上円了
せるをもって、大いに新工夫をなすに便宜を得せしむるなり。 けだし、夢中は自然に
不要の思想の連起を防ぎて、必要の思想の連起を促すことを得るをもって、発明、工夫に....