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与謝野
「与謝野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
与謝野の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
塔が見えるんでしょう。そのまた塔の霞の中に九輪《くりん》だけ光らせているところは
与謝野晶子《よさのあきこ》でも歌いそうなのよ。それを山本って人の遊びに来た時に『....
「或る女」より 著者:有島武郎
の論文を載せていた。福田《ふくだ》という女の社会主義者の事や、歌人として知られた
与謝野晶子《よさのあきこ》女史の事などの名が現われているのを葉子は注意した。しか....
「反戦文学論」より 著者:黒島伝治
たブルジョアジーの世界観から来ている。この傾向をもっとはっきり表現しているのは、
与謝野晶子の新体詩である。それは、明治三十七年、十月頃の「明星」に出た。題は、「....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
油絵、三千里の行脚して此処にも滞留した碧梧桐「花林檎」の額、子規、碧、虚の短冊、
与謝野夫妻、竹柏園社中の短冊など見た。十五町歩の林檎園に、撰屑の林檎の可惜転がる....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
「黄金丸」を発表し、 川上眉山は、「宝の山」を、 土田翠山は、「小英雄」を、
与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、 黒岩涙香に依って、「巌窟王」「噫《ああ》無情....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
民樹の「泥濘の道」というこの事をかいたという小説が「早稲田文学」に発表されたが、
与謝野晶子が 「こんな事、本当にあるんでしょうか」 と、その四角関係に、呆れた....
「女性の不平とよろこび」より 著者:岡本かの子
みに強いられた苛酷な起居から解放されて居るには居ます。思い出しました。四五年前の
与謝野家の歌会の時、その座のクインであった晶子夫人が、着座しばらくにして、上躯を....
「『新訳源氏物語』初版の序」より 著者:上田敏
源氏物語の現代口語訳が、
与謝野夫人の筆に成って出版されると聞いた時、予はまずこの業が、いかにもこれにふさ....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
北三陸の大海嘯があり、足尾銅山鉱毒事件があり、文壇では、森鴎外の『めさまし草』、
与謝野鉄幹の『東西南北』が出たころ、露伴の「雲の袖」、紅葉の「多情多恨」、柳浪の....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
が図書館の古い文献を十分に調べることを妨げた。なお、戦争に関する詩歌についても、
与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」、石川啄木の「マカロフ提督追悼の詩」を始め....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
人間にかぶせていた偽善のヴェールをひきさく反抗のメスの文学であろうか、それとも、
与謝野晶子、斎藤茂吉の初期の短歌の如く新感覚派にも似た新しい官能の文学であろうか....
「回想録」より 著者:高村光太郎
の友達は別にいなかったけれど、学校で回覧雑誌などを出したことがある。そのうちに、
与謝野鉄幹先生の「明星」が出て、暫くたってからそれに入ったり、又それ以前には久保....
「美術学校時代」より 著者:高村光太郎
まった。これが華々しい運動となった。 「明星」の四号位からその新詩社に入社したが
与謝野先生の添削は大へんなもので、僕の歌なども僕の名前がついているから僕のだろう....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ものを使われたのは、近世の文章の規範となるものとのお考でしたろう。 兄の歿後、
与謝野寛先生のところへおりおり伺うようになった頃、『日本古典全集』が出版になりま....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
いたのだといえると思う。それに引きかえて、『源氏物語』を読まれた諸君はもちろん、
与謝野晶子女史の『新訳源氏物語』の類を通読された人でも感じられた事と思うが、『源....