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「世説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

世説の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あやかしの鼓」より 著者:夢野久作
とであった。 私が復習《おさらえ》を済ましてから九段の老先生から借りて来た「近世説美少年録」という本を読んできかせようとすると父は、 「ちょっと待て、今日はお....
十二支考」より 著者:南方熊楠
交会せしめなんだら果して正しく時を報ずるものにや。暇多い人の実験を俟《ま》つ。『世説新語《せせつしんご》補』四に賀太傅呉郡の大守と為《な》りて初め門を出でず、呉....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
原の右の膝下に落ちたものだから、北原は何気なく、これを拾い上げて見ると、 「近世説美少年録」 ははあ、宿のつれづれに読むものとしては、ありそうなもの。 ....
涼亭」より 著者:田中貢太郎
どんな話をしていったのです。 蒲留仙 いや面白い話をしていったよ。 李希梅 今、世説にある話をしやしなかったのですか。 蒲留仙 どうして、君は、それを知ってるか....
ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
ィ》は、えすらあるの苗《びょう》である、ヤコブ家長の十二人の子から流れ出ている創世説《コスモゴニイ》に、その根拠をおく。つまり手相学は、占星学に負うところ多いの....
春水と三馬」より 著者:桑木厳翼
名実相副うものであろう。全篇悉くイソップ物語から取ったのではなく、中には明白に『世説』とか『説苑』とかと出所を挙げた説話もあるが、「蟻と蝉」「狐と鶏」「京都の鼠....