並びに[語句情報] » 並びに

「並びに〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

並びにの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
それも決して罰せられぬと神々でも保証すれば別問題である。 罪 道徳的並びに法律的範囲に於ける冒険的行為、――罪は畢竟こう云うことである。従って又どう....
俊寛」より 著者:芥川竜之介
護《おうご》の眦《まなじり》を垂れさせ給えと唱《とな》えたから、その跡《あと》へ並びに西風大明神《にしかぜだいみょうじん》、黒潮権現《くろしおごんげん》も守らせ....
時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
国法の適用を一部において中止せねばならなくなっている事実(微罪不検挙の事実、東京並びに各都市における無数の売淫婦が拘禁《こうきん》する場所がないために半公認の状....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
カントの説/カントとラプラスとの宇宙開闢論の差異/ノルデンスキェルドとロッキャー並びにG・H・ダーウィンの微塵説/ラプラスの宇宙系/それに関する批評/星雲に関す....
母子叙情」より 著者:岡本かの子
ジュジュとエレンは、むす子の左右に坐った。そして、捲髪のロザリをかの女自身の右の並びに置き、自分の左側には小ザッパリした青年を隔てに置いて、その向うに牛のような....
天守物語」より 著者:泉鏡花
外面は山岳の遠見、秋の雲。壁に出入りの扉あり。鼓の緒の欄干|外、左の一方、棟甍、並びに樹立の梢を見す。正面おなじく森々たる樹木の梢。 女童三人――合唱―― ここ....
政談十二社」より 著者:泉鏡花
秋の末の十二社、それはよし、もの好として差措いても、小山にはまだ令室のないこと、並びに今も来る途中、朋友なる給水工場の重役の宅で一盞すすめられて杯の遣取をする内....
久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
にも後天的にも江戸っ児の資格を失いたる、東京育ちの書生なり。故に久保田君の芸術的並びに道徳的態度を悉理解すること能わず。然れども君の小説戯曲に敬意と愛とを有する....
石塀幽霊」より 著者:大阪圭吉
老主人とまだ独身でいる二人の息子との三人で、これに中年の差配人とその妻の家政婦、並びに一二名の女中を加えたものがこの宏い屋敷の中で暮しているということだった。が....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
と、一八〇〇年に国王の認可状の下りたのによると、「智識を普及し、有用の器械の発明並びに改良を奨め、また講義並びに実験によりて、生活改善のために科学の応用を教うる....
備前天一坊」より 著者:江見水蔭
右衛門さんは仔細あって浪人。その伜で届けてある金三郎様も御浪人。大阪表へ出て手習並びに謡曲の師匠。その間に兵右衛門さまは御病死、後は金三郎様が矢張謡曲と手習の師....
三枚続」より 著者:泉鏡花
一軒、それには団扇が乗ってるばかり、涼しさは涼し、風はあり、月夜なり。 氷屋の並びに表通から裏へ突抜けた薬屋の蔵の背があって、壁を塗かえるので足代が組んである....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並びに両社会党の共同提案による吉田内閣不信任案に対し賛成の意を表明せんとするもの....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
大な影響を与えることができるという立場からだと思うが、軍部のお声がかりで学校当局並びに学生の一部が参加して軍事研究団なるものをつくって、講堂で発会式を挙げた。そ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を宿にし、石井(正美)補佐官の協力により資料の収集につとめた。帰国後も石井補佐官並びに宮本(忠孝)軍医少佐には、資料収集について非常にお世話になった。固より大し....