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「並一通り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

並一通りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
くろさんは何うしてもいけないのですかと聞くと、桂斎先生は斯う答えたそうです。 「並一通りの療治では、とてもいけない。人参をのませれば屹と癒ると思うが、それを云っ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
でウォーと唸りつけていました。 その形相《ぎょうそう》を見て七兵衛は、この犬が並一通りの狂犬ではないことを知りました。 「ムクだ、ムクだ、ムクが出たぞ、どこか....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
無いはもとより、ひいては何の様なことが起ろうも知れませぬ。御方様のきつい御心配も並一通りではござりませぬ。それ故に、御方様の、たっての御願い、生命にもかかること....