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「中上り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中上りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
も無理はなかった。彼女はこの五六年以来、東京の或近在に玄鶴が公然と囲って置いた女中上りのお芳だった。 お鈴はお芳の顔を見た時、存外彼女が老《ふ》けたことを感じ....
怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
ございます、只今明けます」 と石の吊してある門をがッたん/\と明ける。 孝「夜中上りまして、おしずまりに成った処を御迷惑をかけました」 善「まだ殿様はおしずま....
」より 著者:織田作之助
年を卒業すると、府立の中学校に入れるようにと安二郎を無理矢理に説得した。飯屋の女中上りの彼女はもう自分位の金持になれば、娘の夫に大学出の一人位もってもいゝのだと....