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中共
「中共〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中共の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
雄公《ただたけこう》は又五郎を討たずにおれなかった。それで手強く幕府へ懸合っで老
中共も持余《もてあま》している時、毒殺だと噂された位急に死んでしまったのである。....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
党や中間どもを調べたが、かれらは新参の渡り者で、勿論なんにも知らなかった。次に女
中共も調べられたが、かれらは初めてそんな話を聞かされて唯ふるえ上がるばかりであっ....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
駕籠に乗った侍が飛び込んで来たのですから、そこの家でも疎略にはあつかいません。女
中共もすぐに出て来て、お世辞たら/\で御注文をうけたまわろうとしても、客は真蒼に....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
――中国では支那精神の本質をハッキリ把握することに気付く者がいなかったために、〔
中共〕問題や上〔海暴動〕が起きて了った、というわけになる。
ではこの日本精神の....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
、咽喉が裂けそうな声で畜生、畜生と呶鳴ったそうです。それを聞いて、ほかの抱妓や女
中共もばたばた駈け出してくる。相手の外国人は『静かにしてください。』と、しきりに....
「反抗」より 著者:豊島与志雄
た。「おい酒だ。」と竹内は叫んで、空になった桜正宗の二合瓶を打ち振った。それを女
中共は笑いながら向うから眺めていて、更に取合わなかった。そこへ、二階からお清が下....
「新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
らない。また、中国は対外戦に勝ちながら、対内的には武器を収めかねている。国府軍と
中共軍とは実に悠長に戦線を波動させている。而もこの悠長な動きの中に、やがて、莫大....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
一年の大洪水には、罹災者二千万人にも及んでいる。そして一昨年夏の大洪水を契機に、
中共政府は、淮河の大治水計画を決定した。五カ年内に完成する計画だが、工事参加民工....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
。一つも取柄といふものがないから頭から罵倒する。山奥から来て花柳地に住みついた女
中共は半可通の粋好みだから悪評は決定的の極上品で、土の中からぬきたてのゴボウみた....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
である。 そこで、今年の元日を最も元日らしく迎えたのは、言うまでもなく、ソ連や
中共からの帰還者を交えた日本の何百かの家族だということになろう。 私の両親は紀....
「善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
をして睨んでばかりいる老女迄が、今日は愛相よくこういうので、待っていたとばかり女
中共、芸尽くしを遣り出した。 義太夫、清元、常磐津から、団十郎の連詞の口真似、....
「戦後合格者」より 著者:坂口安吾
良識が求めているものには逆行的であるようだ。 だが、新聞の報道から推察するに、
中共などは、よほどマシなようである。朝鮮戦線からのニュースでも、彼らの軍規は見る....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
れ。
そこに己が気の利いた、年の寄った、
取締役の女と一しょに、残して置いた
女
中共がいる。その人数を調べて見い。
お前の父が残して置いて、それに己が
戦争の時....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
画はその一つであるが、空中村と陸地との連絡、空中工場に、空中牧場、空中学校に、空
中共産国家、物理化学的の発明ばかりでなく、心理的また精神的の発明までが後から後か....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
条約に対しては、まだ多くの未調印国家、未批准国家があり、特に一衣帯水のソ連並びに
中共との間には戦争の状態が残っておるのであります。かかる中にあって、いかに世界平....