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中原の鹿
「中原の鹿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中原の鹿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
運動も大分猛烈だったからな。 池田 (そっと森を小突いて)それを税所が、めでたく
中原の鹿を射て、この春いよいよ華燭《かしょく》の典を挙げた時には、なあ森、白状す....
「西航日録」より 著者:井上円了
柱一木のよく支うるところにあらざるなり。老大国の前途、絶望の観なきあたわず。ああ
中原の鹿、またなにびとの手にか帰せん。東洋の多事、今よりますますはなはだしからん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
類は類に敏しで、こっちの腹も当然観破しうるはずである。この自分を目すに、いつか、
中原の鹿を追う好敵手! としているのではあるまいか。 「そうだ、好敵手」 やや....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、鎌倉占領後からまもなく、同年秋には、はや、都へ出ていたことは確実といってよい。
中原の鹿 それを追う地は、もう東国ではなかったのである。――また朝廷をはなれて....