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「中垣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中垣の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
事ごとにその母を思えり。恋しと思う父は今遠く遼東にあり。継母は近く東京にあれど、中垣の隔て昔のままに、ともすれば聞きづらきことも耳に入る。亡き母の、もし亡き母の....
南地心中」より 著者:泉鏡花
く見勝手が悪くなった。ああ、可哀そうにと思う。ちょうど、その身体が、舞台と私との中垣になったもんだからね。可憐しいじゃないか…… 密と横顔で振向いて、俯目にな....