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中央アジア
「中央アジア〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中央アジアの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ハード》からでて、地下の暗道をとおり水面下に注ぐ川があるのではないか。暗黒河は、
中央アジアの大名物である。それが、「天母生上の雲湖」付近に必ずしもないとはいわれ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
仕事をしている。最初は、アフリカのサハラ沙漠を牽引車で突破し、続いて、ペルシア、
中央アジアを経てペキンまで、無限軌道をうごかしていった大|旅行隊をさえだしている....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
* 新宿、武蔵野館で、「トルクシブ」というソビエト映画を見た。
中央アジアの、人煙稀薄な曠野の果てに、剣のような嶺々が、万古の雪をいただいて連な....
「ロプ・ノールその他」より 著者:寺田寅彦
al Review. Oct., 1932. 所載の記事から抄録したものである。
中央アジアではまだ自然が人間などの存在を無視して勝手放題にあばれ回っている。その....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
ヴで演説をしたり、たんかを切ってうれしがるだけではすまなくなるであろう。北氷洋に
中央アジアに、また太平洋に成層圏に科学的触手を延ばして一方では世界人類の福利のた....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
痛みを感じなくなる。それについて思い出すのは次の実話である。スクラインの「シナ領
中央アジア」という本の中にある。 東トルキスタンのヤルカンドにミッション付きの....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
れない自然のままで摂取するほうがいちばん快適有効であることを知っているのである。
中央アジアの旅行中シナの大官からごちそうになったある西洋人の紀行中の記事に、数十....
「早すぎる埋葬」より 著者:佐々木直次郎
クスフォードから出版された)の主人公の母。占星術の達人。 (14) Oxus――
中央アジアのアム・ダリア河の古名。 (15) Afrasiab――Abul Ka....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ことで、準ツラン民族とは北支那人・ブルガン族を含み、ツラン系人種の祖国はアジア・
中央アジア・スカンジナビア・等を含む殆んど全ユーラシア大陸に渡っているそうである....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
上「大地軸孔」などといっているが、その“Kara Jilnagang”というのは
中央アジア一帯の通称で、「黒い骨」というのが正確な意味になる。で今、もしもその辺....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
妻ともすぐれた人たちでりっぱな知力をそなえていた。夫は六十歳ばかりになっていて、
中央アジアの名高い発掘で世に知られたアッシリア学者だった。同民族の多数の者と同じ....
「決闘」より 著者:神西清
とだ。」 「そりゃまあそうだが……」と補祭は呟いて、それから笑いだした、「じつは
中央アジアの方に口を頼んであるんですよ。司祭長をしている伯父も尽力してくれるそう....
「短歌の詩形」より 著者:寺田寅彦
言九言の交じることもある。四言詩の中に五言六言の句の混入することもあるのである。
中央アジア東トルキスタン辺の歌謡を見ると勿論色々な型式があるが、中には八、五、八....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
の手は北に出て、或いはヒンドウクシュ山脈、或いはパミールの高原を越えて、西域から
中央アジアに入って、そして至るところ大きな文化の洲渚を作って、或いは亀茲国(クッ....
「西航日録」より 著者:井上円了
るもの、一半は西洋的にして、一半は東洋的なるを見る。例えば人民の体貌、衣服等は、
中央アジアの風に似たるところ多し。算術に珠算を用い、湯屋は混浴を常とし、寺前に乞....