中村不折[語句情報] » 中村不折

「中村不折〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中村不折の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
が亡くなった後に抽斎の納れた四人目の妻である。 抽斎の述志の詩は、今わたくしが中村不折さんに書いてもらって、居間に懸けている。わたくしはこの頃抽斎を敬慕する余....
虚子君へ」より 著者:夏目漱石
うま》いとか下手《まず》いとか云う芸術上の鑑賞の余地がないくらい厭《いや》です。中村不折が隣りにいて、あのとき芸術上の批評を加えていたのを聞いて実に意外に思いま....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
稀を祝って遣ろうとの事で、やはり子規氏の旧庵でそれを催おしてくれられた。その時の中村不折氏の書いた私の肖像は表装までしてもらっている。尤もその肖像の体勢が、私よ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
種の情趣はもって居ます。 十月二十一日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 駒込林町より(中村不折筆「芦の湖」の絵はがき)〕 十月二十一日。 きょうは雨つづきの後の晴....
『吾輩は猫である』上篇自序」より 著者:夏目漱石
事実が出版を促《うな》がすに充分な動機である。 此書を公けにするに就《つい》て中村不折氏は数葉の※画をかいてくれた。橋口五葉氏は表紙其他の模様を意匠してくれた....
少年の食物」より 著者:木村荘八
黒学校の絵などは実に好きでした。酋長征伐は怖いと思いました。それから渡部審也氏、中村不折氏等の挿絵を尊敬しました。――雑誌『少年』に就ては、表紙のペン画が好きで....