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中稲
「中稲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中稲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
。など空想を描きつつ窓によりて進む。 田の面一般に白く、今を盛りと咲き競うは、
中稲にやあらん、田家の垣には、萩の花の打ち乱れて、人まち顔なるも有り、青|無花果....
「野菊の墓」より 著者:伊藤左千夫
で甘露的恩命が僕等|両人《ふたり》に下ったのである。兄夫婦とお増と外に男一人とは
中稲《なかて》の刈残りを是非刈って終《しま》わねばならぬ。民子は僕を手伝いとして....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
話したりがある。日もいよ/\短くなる。甘藷や里芋も掘って、土窖に蔵わねばならぬ。
中稲も苅らねばならぬ。其内に晩稲も苅らねばならぬ。でも、夏の戦闘に比べては、何を....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
にしようと思う田に行って初鍬をいれ、三所に餅と神酒・洗米とを供えて、これを早稲・
中稲・晩稲の三通りに見立てて置く。そうして大きな声でオミサギ・オミサギと喚ぶと、....