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中間小説
「中間小説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中間小説の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
見たい。) 二 前年までの肉体文学は、よりひろい風俗文学、
中間小説とよばれる読《よみ》もの小説の氾濫に合流した。これらの文学は、戦争中、こ....
「文学と生活」より 著者:宮本百合子
て生きてゆくことだろうか。たとえば「細雪」の世界のように。それとも、今日いわゆる
中間小説というものを書いておびただしい収入を得ている作家のある人たちが生きている....
「現代文学の広場」より 著者:宮本百合子
去年おしつまってから肉体派小説、
中間小説の作者と一部の作家・批評家との間に、ちょっとしたやりとりがあって注目をひ....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
は敗走した。この理論は、時をへだててあらわれた私小説否定としての風俗文学の本質、
中間小説の本質につながるものとなった。 窪川稲子の作品も次第に身辺的な男女問題....
「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
ずの大衆性へ追いこんで、大衆そのものの人間性さえ抹殺するたすけにした。 今日、
中間小説が一部の作家から現代文学の正統的な発展であるかのようにいわれている。だが....
「小説のタネ」より 著者:吉川英治
いし、直してはいけないとも思って、そのまんまにしています。 尤もあの時代には、
中間小説というケースはなかった。純文学とは河をへだててはっきり領野を対峙していた....