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中間層
「中間層〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中間層の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
るような無産大衆の内での、或る特別な層だと云うべきなのである。だから学生を単なる
中間層とか小市民であるとか、又そういう意味に於てインテリゲンチャであるとか云うの....
「読書法」より 著者:戸坂潤
ズム汎論」、エル・マジャール「ファッショ化の型について」、パウル・ライマン「都市
中間層論」、カール・ラデック「ドイツ・ファシズムの経済政策」、エー・ヘルンレ「ド....
「刻々」より 著者:宮本百合子
に入っても、自分は考えに捕われていた。情勢は、こういう風なモメントを経て、多くの
中間層の家庭を様々な形に崩壊させて行くのである。そして、敵は抜目なくその間から自....
「今日の文学に求められているヒューマニズム」より 著者:宮本百合子
惹起した。一方、この四五年間における社会情勢の激動はこれまで純文学の読者であった
中間層の急劇な経済事情の悪化をもたらした。経済事情の悪化は、原因として日常のこま....
「ブルジョア作家のファッショ化に就て」より 著者:宮本百合子
名乗りを揚げた。これは却々興味ある一つの出来事だ。直木三十五は持前のきかん気から
中間層のインテリゲンチャが、ファッショ化と共に人道主義的驚愕を示し然も自身では右....
「「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
戦の末期からその後にかけて市民《ブルジョア》の文学としての近代文学のうみてである
中間層の社会生活は、激動をうけた。その市民としての生活感情が変化したにつれて、文....
「婦人雑誌の問題」より 著者:宮本百合子
瞞をもって婦人大衆の眼前から完全に覆いかくされているのである。 経済恐慌による
中間層の急速なプロレタリア化は、日本における小市民層の婦人大衆の日常生活をその根....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
がブルジョア階級の外側、を形づくることが出来たのである。 いつも云われる通り、
中間層としての(プチブル・)インテリゲンチャが、時間上並びに論理上の終局の瞬間に....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
かつ対外的には強力的に解決出来るように見せかけるために、小市民層に該当する広範な
中間層が或る国内並びに国際的な政治事情によって社会意識の動揺を受けたのを利用する....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ーそのものの発生という社会現象には、重大な意義があるだろう。というのは之は社会の
中間層としての技術家・技術的インテリゲンチャ・の中立性や超階級性を標榜するのを常....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ていた一般論的輪郭的な問題提出の段階でしか、提出されないのである。知識階級という
中間層は、ブルジョアジーとプロレタリアとの、いずれの側に同伴すべきであるか、とい....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
。無論官僚(即ち官吏群)を一つの社会層の問題として見れば、夫は要するに平均すると
中間層であり小市民に準ずべきものにすぎないが、今吾々が問題にしているのは、そうい....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ボラれたとか医学博士には近よることさえ出来ないとか、不平を云っている意気地のない
中間層や労農大衆の方が間違っているので医学博士にどんなに大資本が掛っているかを知....
「学生の技能と勤労大衆」より 著者:戸坂潤
るような無産大衆の内での、或る特別な層だと云うべきなのである。だから学生を単なる
中間層とか小市民であるとか、又そういう意味に於てインテリゲンチャであるとか云うの....